週末キーボーディストの備忘録

休みの日に鍵盤をときたま弾く人のブログです。

映画『イン・ザ・ハイツ』の感想

こんにちは。週末キーボーディストです。

今日は映画『イン・ザ・ハイツ』を観てきたので、その感想を備忘録的に記しておこうと思います。

映画『イン・ザ・ハイツ』とは?

リン=マニュエル・ミランダが手掛けた同名ミュージカルを原作とした作品。監督は『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。出演はアンソニー・ラモス、メリッサ・バレラ、レスリー・グレイスなど。日本公開は2021年7月30日(ちなみに全米公開は同年の6月11日)。ストーリーは下記引用をご参照くだされ。

ニューヨーク・“ワシントン・ハイツ”は、いつも音楽が流れる、実在する移民の街。その街で育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーはつまずきながらも自分の夢に踏み出そうとしていた。ある時、街の住人たちに住む場所を追われる危機が訪れる。これまでも様々な困難に見舞われてきた彼らは今回も立ち上がるが―。突如起こった大停電の夜、街の住人達そしてウスナビたちの運命が大きく動き出す。

引用元:映画『イン・ザ・ハイツ』| 絶賛上映中

感想本文

とにかくミュージカルシーンの迫力がすごい。表現が正確かはわからないけど、ラ・ラ・ランド』のOP規模のミュージカルシーンが何度も繰り広げられる映画と思ってもらえれば良いと思います。あまりにも繰り返されるため、それが普通だと途中錯覚したけど、異常な映画でした(もちろん良い意味で)

一日に摂取してはいけない量のカロリーをとれる本作ですが、根底にあるのは「怒り」。偏見や格差が多くの若者達の夢を奪っている(また、奪ってきた)ことを何度も見せられます。かなり社会派な映画なんです。

それをミュージカルで語ることで説教臭くなっていないのはスゴい。ハッピーエンドに見えて根本的な問題は解決していないですし。だからリアル。一方でこれまでの世代の頑張りや子たちへの愛が少しずつ何かを変えていることも示す。これはお見事なんじゃないでしょうか。希望がある。

テイストは全く違いますが、ケン・ローチスパイク・リー、クレベール・メンドーサ・フィリオ作品を思い出しました。それでは。


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