週末キーボーディストの備忘録

あんまり音楽の話はしません

映画感想:ヘイトフル・エイト

すっかりおサボり。

テヘペロ。

 

初日の初回で観てまいりました。

もちろん新宿ピカデリー。スクリーンは1番。

埋まり具合は7割程度でしょうか。

暗くなってから入ったのでよくわからず。

外国人の方もちらほら。

 

~あらすじ~

黒人の賞金稼ぎ・マーカスは吹雪の中、愛馬が死んでしまったため、

たまたま遭遇した、これまた賞金稼ぎジョンが貸切る馬車に乗せてもらう事に。

そこにはジョンが捕まえた尋ね者・デイジーが乗っていた。

途中、保安官と名乗るクリスも馬車に同乗することになる。

 

猛吹雪のため、目的地への中継地点である服飾店へ逃げ込む一行。

しかしそこには馴染みの店主の姿はなく、代わりに4人の男たちがいた。

 

偶然居合わせたかに見えた彼等だったが、

彼らの過去が繋がり始め、ある事件が起きる。

 

 

会話劇、バイオレンス、ブラックユーモア、先の読めないストーリー。

いつものやつです。タランティーノファンにとっては幸せな168分。

 

小屋にいるやつら全員素性が良くわからない。

 

お得意の会話劇が進んでいくうちに

「実はあいつもクソ野郎」という事が発覚していき

それぞれの関係性が次々に変わっていくところが印象的。

 

最初は一番対立していた者同士が最後まで生き残り、

ある選択を迫られるんだけど、そこが本作のカタルシスかも。

人間の関係性って表面的じゃないということを痛感いたしました。

 

オチは詳しくは書きませんけど、こういうのタランティーノ好きだよなあ。

掟とか仁義といった、法律とか合理性の外側にあるルールを守るっていうね。

 

正直こんなにクソ野郎でもそこは守るのかいって思った。

やっぱりヤクザ映画の影響なんでしょうか。

それとも欧米にもそのような文化があるんでしょうか。わかりません。

 

まぁ、ただ表面上どんなに悪い奴だとしても

プライドを守れるか否かで、ただの悪党かそうでないか

別れるという所はわかりやすいかも。

 

黒人や女性や老人といった、

社会的弱者とされやすい人物たちが出てきますが

こういう設定もさすがだなぁと思う。

 

だってそこで一枚フィルターが入るじゃないですか。

どう考えたって黒人より、それを差別する白人が悪い奴に見えるじゃん。

 

でも黒人も女性も老人も悪い事それなりにしてるから、等しく悪い奴なんですよ。

悪いことしてる奴はどんなやつでも悪い!っていうメッセージ勝手に受け取りました。

 

あと、さすがだなぁと思ったのは、黒人と仲良くしている白人よりも

黒人差別主義者の白人のほうが黒人の境遇について実は詳しいって言う所。

そりゃいじめてる方なんだから当然だけど、これは色んなことに置き換えられるね。

 

一つ今回残念だったのは、いつもより緊張感が無い事でしょうか。

みなさん悪い方々なので急に死んでも全然おっけ~!って感じでしたからね。

 

笑っちゃうような残酷な描写とか、

唐突に新キャラ登場とかツッコみたくなるところもありますけど

そういうところも楽しみつつ観れるとかなりハマる映画かと思います。

音楽もかっこいいしね。

 

おトイレは先に済ませて、飲み物もペース配分考えて飲むことは推奨ですけどね。

 

2016年公開

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

出演:サミュエル・L・ジャクソン ジェニファー・ジェイソン・リー カート・ラッセル