週末キーボーディストの備忘録

あんまり音楽の話はしません

映画感想:ブラック・スキャンダル

(勝手に)おなじみ新宿ピカデリーにて鑑賞。

スクリーン7番、初日でしたので満席でした。

 

~あらすじ~

物語の始まりは1970年代。

アイリッシュ・ギャングのボスであるジミー(ジョニー・デップ)は

上院議員であり弟のジミーより紹介されたFBI捜査官ジョンとの密約を利用し

その力を強めていくが・・・

 

ギャング、政治家、FBI捜査官の3人が幼馴染で、ケビン・ベーコンが出てる?

それ『ミスティック・リバー』みたいな内容なんじゃないかと思ったあなた、

私と同じで「全然違うじゃん!」って肩透かしを喰らいますよ。

 

普通にと言ったらおかしいですが、ギャング映画です。

ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャーという一人の恐ろしい男の話。

 

基本彼を中心に話は進みます。

弟ビリーは傍観者的な立場ですし、

ジョンは利用してるつもりが利用されてる小物捜査官といった印象です。

ケビン・ベーコンFBIの偉い人です。特に掘り下げられません。

 

というか、ジミーが怖いだけの映画という印象。

 

もう自分の邪魔になる奴は

酔っぱらって暴言吐いた仲間や

一般人だろうと関係なく殺していくという

わかりやすく残忍な悪役です。

 

家族には愛情深いかと思いきや、

いじめにあっていると告白した息子に対し

「誰も観ていない所でやり返せ」と

自分の人生訓をドヤ顔で教え込む有様。

 

絵に描いたような悪者。

 

しかし、彼にとっても家族が特別な存在だったようで、

家族を失ったことをきっかけにより犯罪へ傾倒していったことが

テロップで示唆されます。

 

とはいえなあ、

家族描写が弱いんだよなぁ。

 

多少、家族との触れ合いも出てくるんだけど

ジミーサイドの話だけじゃなく

FBIサイドの話に行ったりもするから

全体の割合でいうと家族成分大分少ないから

説得力がなかったなぁ。

 

ジョニー・デップが怖すぎたっていうのもあるかもしれないです。

最近コミカルな役が多かったから尚更。

 

FBIサイドの主人公(?)コノリー役の

タロン・エガートンは演技は良かったです。

立場が変遷していく中での傲慢さや、危うさをうまく演じていました。

 

役者の演技は素晴らしかったと思うんですけど、

顔や服装といった見た目が殆ど変らない所には違和感ありましたが。

 

ただ、時間の変遷を「物」で語っていたところは結構好きです。

 

例えばビール。

物語の前半は瓶ビールで出てきますが

何年か時間がたった中盤だと缶ビールが出てくる。

 

また、電話もそう。

最初はダイヤル式の電話なんだけど、

最後の重要な場面で出てくるのはプッシュフォン。

 

さらっとやってくんだよなぁ。

憎い。

 

 

いいところはもちろんあるものの、

この話ってなんで今やったんだろ?っていうのが気になる。

メッセージ性的なところがあまり響きませんでしたね。